令和3年度技術士一次試験感想公開中!
カバーレターの書き方 論文(英語・日本語) 【テンプレートあり】
やっと論文が完成しました〜!
ぺろ
お疲れ様! じゃあ、はやくカバーレターを作ってジャーナルに提出しよう。
カバーレターってなんですか?

本記事では、論文を提出する際に必要になる「カバーレター」について説明します。

「論文を提出する際指導教官からカバーレターをつくるように言われたけど、カバーレターってなに?」

「カバーレターのテンプレートがほしいよ」

といった方はぜひ最後まで読んでいってください。

この記事の筆者
  • 地方旧帝大の大学院(工学院)を卒業しました。
  • 修士課程在学2年間で3本の投稿論文を執筆しました。
  • 現在は就職し、技術系のお仕事をしています。
この記事はこんな人におすすめ

カバーレターとはなにか知りたい方

カバーレターのマナーや作法を知りたい方

カバーレターのテンプレートが欲しい方

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カバーレターとは?

「カバーレター」をご存知でしょうか?

日本語でいうと「送付状」「送り状」にあたる書類です。

メインの書類とともに封筒などに同封することがありますね。

この送付状ですが、日本で生活しているとそれほど重要性を意識することはありません。

多くが形式的なもので、受け取った側も少し目を通して内容物があっているか確認する程度です。

しかし、海外(英語圏)においては大変重要視されます

カバーレターがきちんとしているかも評価のひとつとして扱われます。

決して軽視せずに、ポイントを押さえたカバーレターを作成しましょう。

いつ必要になるの?

カバーレターは、ジャーナルへ自分の書いた論文を提出する際に必要になります。

多くの場合、論文の提出はオンサイン上のシステムを使って行われます。

ジャーナルのホームページから、提出サイトにアクセスして指示に沿っていくと、論文本文のデータ(PDFなど)をアップロードするページがでてきます。

カバーレターは論文本文データとともに別ファイルで添えてアップロードします

場合によっては、カバーレターのみをアップロードするように求めるジャーナルもあります。

カバーレターの内容は?

カバーレターには以下の内容が必要です。

カバーレターの内容
  • 送付する日付
  • 送付先と担当者名
  • 自分の名前と所属、連絡先
  • 自分の論文を掲載してほしく、原稿を送付する旨
  • 結びの言葉

査読を受けてリライトした論文を再度提出する場合は、「査読者(レビュアー)への感謝」と「指摘に基づいて論文を修正した旨」を記載しましょう。

宛先(送付先の担当者)については、ジャーナルのホームページに編集長の名前が掲載されていると思うので、その方の名前を入れておきましょう。

宛名がわからない場合は、編集長の名前で送るのが無難です。

もし、担当するであろう編集員の氏名がわかるのであれば、その方の名前を加えるのもよいでしょう。

フォントや体裁

フォントやフォントサイズは統一するようにしましょう。

論文本文のフォントにもよりますが、英語であればTimesもしくはTimes New Romanが無難でしょう。

日本語の場合はMS明朝などがよいでしょう。

テンプレート

筆者が実際に使用していたカバーレターのテンプレートを紹介します。

英語の場合

提出1回目

8/March/2022

Professor ○○○,

Editor-in-Chief
Journal of □□□

Dear Professor ○○○,

I have enclosed the manuscript “論文のタイトル” to submit for the publication in Journal of □□□.

I would be very happy if you would consider the paper for publication. I am looking forward to hearing from you.

Yours Sincerely,

PERO Chan

Graduate School of Engineering,
△△△ University
0-0-0 Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan

Tel: +81-00-000-0000
Fax: +81-00-000-0000

E-mail: XXX@densya.nazenani.ac.jp

提出2回目(リライト)

10/May/2022

Professor ○○○,

Editor-in-Chief
Journal of □□□

Dear Professor ○○○,

We are very much appreciate inviting us to submit a revised version of our manuscript entitled, “論文のタイトル” to Journal of □□□. We also appreciate the time and effort you and reviewers have dedicated to providing insightful comments to strengthen our paper. It is with great pleasure that we resubmit our article for further consideration. We have incorporated changes that reflect the detailed suggestions and comments. We hope that our edits and the responses we provide satisfactorily address all the issues and concerns you and the reviewers have noted.

We would be very happy if you would consider the paper for publication.

Yours Sincerely,

PERO Chan

Graduate School of Engineering,
△△△ University
0-0-0 Marunouchi, Chiyoda-ku, Tokyo, Japan

Tel: +81-00-000-0000
Fax: +81-00-000-0000

E-mail: XXX@densya.nazenani.ac.jp

日本語の場合

提出1回目

2022年3月8日

□□□学会

編集委員会御中

企画世話人

☆☆☆大学 ○○先生

拝啓 時下 益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて,貴学会「□□□」の”[掲載してもらいたい号などがあれば書く]“に論文を掲載して頂きたく,書類をお送りします。

宜しくお願い致します。

敬 具

△△△大学 大学院

工学院

氏名

住所

連絡先

提出2回目(リライト)

筆者の場合、日本語ジャーナルの場合は1回目のカバーレターと全く同じものを使用していました。

まとめ

「カバーレター」の作法について紹介しました。

日本語ジャーナルの場合はそれほど意識する必要はないかもしれませんが、海外ジャーナルへ投稿する際は、決して侮ってはいけません。

体裁を整えて、恥ずかしくないものを提出しましょう。

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